火薬御飯

Category :  ミリタリー
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すでに第3世代の主力戦車として、世界最強とも謂われるメルカバだが、
その原型は中古(或いは廃品)のベングリオン戦車の流用とわかる画像。
Merkava-prototype-latrun.jpg
イスラエル軍のベングリオン(ショット)戦車自体、全て中古(または廃車)の
センチュリオンMk.5から 主砲と動力系を改修したものだが、さらにその原型
は、大戦中のイギリス軍のA41巡航戦車(センチュリオン)がベースとなって
いるのは驚きだ。設計時は日本の四式中戦車とほぼ同年式という事になる。

A41巡航戦車の比較的余裕を持たせた基本設計と、キャタピラやホルスト
マン式サスペンションなどの 足回りの良さから、出力の割に機動性が高く、
朝鮮戦争印パ戦争では、設計年次が後年であるM48パットンさえ凌駕
する機動力だったという。これに着目したのがイスラエル・タル将軍だった。
Israel_Tal.jpg
写真右側の人物がその人。機動しながらの遠距離射撃という高度な戦術
を取る一方、機甲総監として 訓練方法や戦車の整備手順まで指導したと
いう文字通り「戦車師団の父」、通称「ミスター・アーマー」と呼ばれていた。

1960年代後半、イスラエルは次期主力戦車をイギリスと共同開発する方針
だったが、アラブ側の圧力により断念。これが完成していれば、時期的に考
えてチーフテンの改修型であるシール1として計画されたシャーイラン戦車
(チャレンジャー)
のようなものになっていたと想像される。

チーフテンセンチュリオンの発展的改良型であるのに比べ、メルカバ
センチュリオンの足回り等部品を流用したうえで、新しいパッケージングを
採用した。防御力の強化が目的と云われる、動力系の前方配置がそれだ。
Merkava-prototype-latrun-2.jpg
写真で見るとセンチュリオンの車台の前後を逆(?)向きにして使っている
ように見える。砲塔は固定され単なるウェイトとして載っている。エンジンと
操縦席の配置の実験のための車体だが、エンジン付近は、メルカバと同じ
形状で すでに完成していた事になる。開発時期は74式戦車とほぼ同じ頃。

主砲はM60センチュリオンと同じロイヤル・オードナンス L7 105mm砲
エンジンもマガフショットと共用のコンチネンタルAVDS-1790など既存の
ものを採用し、後部に大型の昇降口があるため、当初は歩兵支援戦車と
見られていたが、初戦でもあるガリラヤの平和作戦に、それまでの前評判
が異常に高かったT-72を多数撃破して一躍”世界最強”となった。実際は
T-72は西側諸国の予算獲得のためプロパガンダ(過大評価)にされていた。
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テーマ:軍事と兵器 - ジャンル:趣味・実用

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