火薬御飯

Category :  ミリタリー
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昭和二〇年八月十五日、木更津から空母ヨークタウン(エセックス級)を
攻撃に向かったため、「最後の特攻」という悲哀に満ちた歴史のみ残って
しまった 艦上攻撃機「流星改」は、”それ以外” が評価される事は少ない。
愛知 流星改 艦上攻撃機  Aichi B7A ”Ryusei” Torpedo bomber and Dive bomber
中島や三菱ら一流所に比べ 愛知航空機はその影に隠れたような存在
だが、その設計は 生真面目な優等生に対し、極めて野心的かつ堅実。
保守的な一流所を凌駕せんと新機軸を盛り込む一方で、失敗が許され
ない緊張感が其処畏から滲み出ている。 例に寄って 過剰な多用途性
を押し付けてくる軍令部の要求を、高度に纏め上げた仕様になっている。

ダグラスXB-43ジェットマスターの脇で 分解状態の流星改。日本軍機
に多い 左右一体となった主翼に胴体を載せる方法ではなく、両側から
左右翼を差し込む 凝った構造。空力的には有利だが 生産性は下がる。
愛知 流星改 艦上攻撃機  Aichi B7A ”Ryusei”  Torpedo bomber and Dive bomber
胴体は 風防部分が若干 盛り上がった形状で、艦上機としての視界確保
に努めている。このような機体形状は大戦後期の米海軍F8Fベアキャット
A‐1スカイレイダーにも見られるが、その両機が小型化に腐心していた
のに対し、流星改は前作の彗星天山に比べ大型化する傾向にあった。

流星改にも 名機「誉」エンジンが搭載されていた。元々高度な加工精度と
高オクタン燃料の使用を前提とした誉は、額面通りの性能に至らなかった。
Aichi B7A ”Ryusei” ”grace” Torpedo bomber and Dive bomber 愛知 流星改 艦上攻撃機 
愛知航空機も ダイムラーベンツ DB601Aをライセンス生産した「アツタ」
彗星艦攻晴嵐)用に生産していた。アツタは 三式戦 飛燕用の ハ40より
信頼性・稼働率とも高く、事実上 専用となった彗星の生産機数も 海軍の
艦攻艦爆中 最も多い。他に愛知は特攻機 桜花の製造も請け負っていた。

愛知航空機は 戦後 愛知機械工業(新愛知起業)としてオート三輪の生産も
行なっていたが、現在は 日産の子会社化し、エンジン・トランスミッションや
GT-RGR6型デュアルクラッチ・トランスミッションも「愛知」が生産している。
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テーマ:航空機 - ジャンル:趣味・実用

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